家を建てる際、まず気になるのが平屋にするのか2階建て以上にするのかということ。核家族も増えている今、若い世代でも将来を見据えて平屋に注目が集まっています。
これから家を建てる計画を立てている方も、まだ予定はないけど将来家を建てたいと思っている方も必見な、老後も快適で過ごしやすい家についてお話したいと思います!
・老後に平屋を建てる人が急増してるワケ
・老後におすすめの間取りの考え方
・老後におすすめの間取り紹介
などに特化して紹介していきたいとおもいます!
老後のために平屋を建てるの人が急増!?
今、老後のことまで見越して平屋を建てる人が若い世代でも急増してきています。
平屋のメリットは何と言っても生活導線がコンパクトで使い勝手が良いという点。洗濯や着替え、お掃除など毎日1階と2階を行ったり来たりする必要がなく全てワンフロアで済みます。
また、2階建てのように階段などの段差がない為お子様のいる家庭も安心ですし、老後も階段の上り下りがなく終の棲家にはピッタリの家なのです。新築で平屋を建てることで、上記で挙げた使い勝手の良さに加え、自分達の生活スタイルに合わせた間取りにすることが出来ます。
老後のための平屋の間取りを考えよう!見直したいポイントは!?
バリアフリーを考えた間取りを考える
老後の生活まで見据えて平屋を建てるのであればバリアフリーはとても重要です。まずは玄関アプローチの段差や各部屋の段差を徹底的に無くすこと。
住み慣れた我が家であっても、老後はちょっとした段差でつまづいてしまうもの。しかもそれが骨折などの大きなケガをひきおこしてしまう可能性もあります。
また、バリアフリーを考えるのであれば建具は全て引き戸がオススメ。通常のドアと違い開け閉めに幅を取らないですし、車椅子などでも開け閉めが簡単です。今は上からレールで吊るタイプの引き戸が出ているため、床の溝も必要なく掃除も楽ですよ。
廊下がない間取りを考える
人が通れる幅というのは大体決まっていて、最低が68センチほどだそう。しかし、車椅子となるとその68センチの最低ラインでは通ることも難しそうです。
若いときは気にならなかった廊下の幅も、もし車椅子での移動になった場合とても重要になってきます。バリアフリーはほとんどの家が対応し始めてきた当たり前になってきていると感じますが、玄関周りや段差の有無だけでなく廊下の幅なども考慮してみてください。
そもそも、廊下は部屋ではないので必要以上に作ると居住空間が狭くなります。平屋であれば廊下を作らずに部屋そのものを廊下としても活用することが可能ですので、いっそ廊下自体を極力作らないのが良いかもしれません。
生活動線を第一に間取りを考える
段差や建具、廊下の有無などに続き重要なのが生活動線。若い頃は少々不便であったり距離があっても気にならない場合もありますが、特に水周りの動線は老後の生活では重要です。
例えば老後に限らずですが玄関からキッチンまでの距離が短いこと。重たい買い物袋を持って長い廊下を行ったり来たりはシニア世代には少々重労働です。
また、リビングの近くに洗面室や浴室があると生活動線も短く、浴室などの事故も同居している方が異変に気づきやすくなります。また、寝室や玄関の近くにトイレを設置しておくと夜中にトイレに行きやすく日中に出かける直前でも慌てません。
2階建てを減築し平屋に建て替えるという手も
減築とは、部屋を増やす「増築」とは反対の意味で、部屋を削ったりして住まいの面積を減らすことを指します。
子育て期間中はどうしてもお子様の部屋などの確保もあり2階建てを建てたけど、子どもが独立した後の部屋は使わないで放置されてしまうケースがほとんど。しかし使わない部屋であっても、掃除や空気の入れ替えをしなければ住居が傷んでしまうものです。誰もいない部屋のために掃除をしたり、窓の開け閉めをしたりと階段をのぼるのも大変です。
そこで、2階を減築し平屋にすれば、階段の昇り降りが不要になりますし、居住面積が減りスッキリとした空間になるため、全体的に生活動線が短くなるため老後も快適に暮らせます。
老後の生活に最適!平屋のおすすめ間取りをご紹介!
2LDK 24坪の平屋
こちらのIKKA24E-01プランは24坪2LDKの平屋プラン。15帖の広々リビングに8帖の和室と7帖の洋室。和室は玄関に隣接しているので来客用としても活用できます。和室を主寝室にしてお子様と3人暮らしで子供部屋も設けることも出来ますね。しかも巣立った後も部屋も持て余すことがなさそうです。
切妻屋根と深い軒が印象的な和モダンの平屋
こちらは大きな切妻屋根と深い軒が印象的な和モダンの30坪の平屋。子育てを終えたご夫婦のセカンドライフとして程よい距離感をコンセプトにした間取りプランです。母屋と離れをインナーガレージでつなげた形になっており、離れは倉庫や趣味の部屋として使用できます。家庭菜園も出来るので倉庫は菜園用にも使えますね。母屋の方はお子様世帯が遊びに来ることを想定した広々リビング。来客用として和室もあり、浴室からは坪庭も眺められます。
35坪4LDKの平屋プラン
こちらは35.32坪の平屋住宅の4LDK間取りプラン。玄関が間取りの中央にあり、動線上に家族皆が使う洗面浴室などの水周りを配置しています。玄関からトイレや洗面所が近いのは有難いですね。玄関横には来客用6帖の和室。こちらもリビングや他の個室を見られることなくお客様をもてなせるため、急な来客でも慌てずに済みますね。LDKは22帖とかなり広々としています。キッチンも対面式なので、奥様が家事をしている間、リビングで遊ぶお子様を見守りながら料理も可能。キッチンの後ろに洗面所などの水周りがあるため、他の家事も合間にできてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
若いときにはスムーズに昇り降りできていた階段は、シニア世代にはなかなかきついものになってきます。階段のある2階建は、足腰が弱くなった老後には住みにくいと感じやすいため、子育てを終えた世代が平屋に建て替えをするケースが年々増えつつあります。
これから家を建てようと計画されている方は是非老後どのように暮らすのかも考慮し家族が一番満足する家づくりを目指してくださいね。