一般的な家の広さは30坪~45坪程度とされています。
いざマイホームを建てようと思った際、このぐらいの広さで間取りや予算について考えるケースが多いでしょう。
今回は40坪~45坪の家について、価格や間取りを詳しくご紹介していきます。
二世帯住宅や平屋の間取りもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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【40~45坪】の家って広い?二世帯住宅や平屋を建てるにはいい?
40坪と言っても実際にどのくらいの広さなのかピンとこないかもしれません。
40坪の大きさは述べ床面積に表すと「約132㎡」になります。(延べ床面積とは家の床面積を足した面積のことです)
注文住宅の平均延べ床面積は129㎡になりますので、40坪はほぼ平均的な注文住宅の大きさと言えるでしょう。
都市部と地方では家の広さに多少違いはあるものの、住宅のプランでもこのぐらいの広さを一つの目安として採用していることが多いです。
とは言え、都心では40坪なんてなかなか手が出せない広さです。20~30坪で家族4~5人暮らしなんて方も多いので、40坪はファミリータイプとしては広い方と言えるかもしれません。
【40~45坪】およその価格はいくらくらい?工事費などもこみこみで考えよう!
延床面積が40坪(約132㎡)の場合、おおよそ1,600万円~というのが相場のようです。
もちろん建てる周辺の環境や設備のグレードによっても前後してきます。
ローコストが売りのハウスメーカーなどで建てた場合は1,600~2,500万円、全国平均の40坪の坪単価で計算した場合、3,000万円台くらいが相場のようです。
究極の間取り15選!【40~45坪】で生活をガラッと変えよう!
それでは、そんな40~45坪の家の間取りはどのような種類があるのでしょうか。
項目別にご紹介していきます。
西玄関の間取り
出典:ミサワホーム
こちらはミサワホームの間取りプラン。
西向きの玄関を抜けると、浴室・洗面トイレなどの水周り。すぐキッチンにいける間取りなので、買い物袋をすぐキッチンまで最短で運べますね。
キッチン横には10帖のリビングダイニング。9.62帖の主寝室は1階にあるため、将来2階を行き来しなくても1階のみで生活できるようになっています。
2階は7.5帖と8帖の子供部屋、8.75帖の寝室とどの部屋もスペースを広くとってあり多目的に使えそうです。ウォークインクローゼットもあり収納もバッチリですね。
東玄関の間取り
出典:ミサワホーム
こちらもミサワホームの間取りプラン。2世帯用になっており玄関も2世帯で分かれた完全分離型。
1階は10帖のLDKに6帖の洋室が2つ。スキップフロアになっており、中2階は14帖のLDKに6帖の洋室になんと14帖の蔵収納。
2階は12帖の洋室と6帖のロフトになっており、変形した土地を活かした間取りになっていますね。
南玄関の間取り
出典:桧家住宅
こちらは福岡のハウスメーカーのモデルプラン。42坪3LDKの間取り。
玄関を抜けるとリビングダイニング。リビングとダイニングを空間で上手く仕切っているためそれぞれの場所でくつろげるようになっています。
ウッドデッキがあることで、リビングからもダイニングからも行き来できるようになっており、部屋の延長のように使えますね。
浴室やトイレなどの水まわりも一か所にまとめられており使い勝手がよさそうです。
2階は子供部屋が2つと主寝室。2つの子供部屋の間にはスタディルームを設けてあります。
さらにその上にはロフトがあり、固定階段付の小屋裏収納つき。1階2階の居住空間を狭めることなく大きな収納スペースを確保することができます。
北玄関の間取り
出典:Panasonic
こちらはパナソニックホームズで建てた平屋住宅。
北玄関は方角上家の印象が暗く寒くなりやすく、湿気も呼んでしまうというデメリットをよく耳にしますが、その分家族が集まるリビングなどを日の当たる南側にもっていくことができるというメリットもあります。
こちらも南側をリビングと子供部屋にして、日の当たる気持ちの良い空間になっています。
またこちらのご家族はご長男が車椅子のため、車椅子での動きやすさを第一に考慮。行き止まりのない動線を基本に、玄関ホールにはスロープを設けたり、開閉しやすい引戸にするなど隅々にバリアフリー設計が徹底されていますね。
吹き抜けのある間取り
出典:納得スタイルホーム
こちらは延べ床面積40坪4LDKの間取りプラン。
玄関に入ると、奥には収納力抜群なシューズクローク。玄関ホールの奥に配置されているので、お客様の目も気になりません。
ベビーカーや子供の習い事グッズだけでなく、アウトドア用品や庭の園芸用品など、収納場所に困るものは意外と多いもの。この玄関収納はうれしいですね。
リビングとダイニングは壁を使って空間を上手く仕切っています。2階へ上がる階段がリビングにあることで、家族の存在がすぐわかります。
また階段下収納をリビングで使え、少しの空間も無駄にしない工夫が見られますね。
吹き抜けにしていることで、2階建てでも視線が縦に抜け光の面でも十分明るいリビングになっています。
和室もあるので来客にも良いですし、将来夫婦2人での生活になった際、1階だけで生活できるのも嬉しい工夫です。
他にも水回りを一か所にまとめたり、対面式キッチンを動線の奥に配置することで生活感の出がちなキッチンがお客様の目に触れにくい間取りになっています。
2階は子供部屋が2つと主寝室。それぞれにクローゼットを設け収納面もバッチリ。また階段を上がってすぐにホールを設けており、それぞれが多目的に使えそうです。
このホールに洗面台を設けているのも嬉しいポイントですね。
5dkの間取り
出典:納得スタイルホーム
玄関前の石畳のアプローチの横には駐車場3台分と駐輪スペースも確保。
玄関を入ると大きくはないですがシューズクロークも完備。お子様の遊び道具なども家の中に持ち込まずに収納できます。
リビングのソファで空間を上手く仕切っており、ダイニングもキッチンと並列にすることで食器の上げ下げも楽になりそう。
リビングから続くウッドデッキの先には小さな庭があり、お子様の砂場などを設置。内庭は格子で囲われているので、プライバシーが保たれながら外の空気を満喫できる場所です。
4.5帖の和室の他に6帖の洋室もあり、来客用のほかにも主寝室を1階にしてもよさそうですね。
そしてなんといっても嬉しいのがサニタリールーム横にウォークインクローゼットがあること。
階段下を利用したのも空間をうまく使っていますが、ここに収納があるだけで朝の支度や夜の風呂あがりにはここですべて完了できます。
2階は6帖の寝室のほかに子供部屋が2つ。もちろんそれぞれに収納スペースもあり、主寝室の方は夫婦用に3帖のウォークインクローゼット。
また階段を上がってすぐのホールも5.25帖と広々しており、勉強や読書スペースにしてみたりと多目的に使えます。洗面所とトイレがあるのも嬉しいですね。
6ldkの間取り
出典:今井建設
こちらは6LDKの和風な雰囲気漂うお宅。
中央に15帖の広々としたリビングを配置し、リビングからどの部屋へも行き来できるようになっています。
キッチンはリビング内ではなくその横に部屋を設けており、ちょっと珍しい配置。ですが勝手口を設けたり、リビングから上がる階段に目が届くようになっており、家族の動向を見守れるような造りになっています。
油や料理の匂いがこもってしまうことを考えれば、このお宅のようにリビングから少し壁を隔てた方が良いのかもしれません。
他にも和リビングと続く形になっているタタミコーナーや来客用の和室、ホビールームまで設置しており、なんとも贅沢ですね。
2階は主寝室の他6帖の子供部屋が2つ。主寝室横のウォークインクローゼットは4帖もあり、個室としても使えそうな広さです。
広々した間取り
出典:納得スタイルホーム
こちらは大人3人暮らしを想定した4LDKの間取り。5つの個室はすべて7.5帖となっており、個室にゆとりを持たせた間取りです。
1階は玄関のすぐ横にトイレを設置。出かける直前などでも慌てず済みます。
LDKは縦長の配置でキッチンから全てが見渡せるようになっています。キッチンの後ろに浴室や洗面脱衣所があるので、料理の合間に家事をすることも出来ます。
洋室・和室ともに7.5帖という広さを確保できたのはトイレの配置なども影響があるようです。和室は押し入れも1畳半と通常の1.5倍の容量。たくさんの来客にも余裕の対応ができそうです。
2階は大人3人の各部屋スペース。共有の廊下をできるだけなくしたことで各部屋のスペースを最大限取れるようにされています。
9帖もある広々としたバルコニーへは個室を通らなくても行き来できるようになっているのでプライバシーも確保されています。
駐車場のある間取り
出典:桧家住宅
こちらはビルトインガレージのある3LDKの間取り。
まず目に入るガレージは、車庫スペースだけでなく遊び場としても活用できそうです。
またリビングからもゆっくりとソファに座りながらガラス越しに愛車を眺めることができます。リビングが最高のショールームになっています。
2階は子供部屋が2つと主寝室のほか子供部屋の間には書斎としても勉強スペースしても使えそうな個室つき。
家具もデザインウォールキャビネットと言って、天井までの空間を使って実現した収納力と使い勝手であらゆるものをスッキリ収納できる大容量オリジナル収納家具もついているため収納には困りません。
さらに小屋裏収納まであり、1階2階の居住空間を狭めることなく大きな収納スペースを確保できるのも嬉しいポイントですね。
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二世帯住宅の間取り
40坪
出典:アキュラホーム
こちらは42.83坪の二世帯住宅の間取り。玄関別々になっている完全分離型の間取りです。
親世帯は1階に9帖のリビングと6.8帖の主寝室というシンプルな間取り。
その分収納のスペースをとり、玄関を入ってすぐの場所にウォークインクローゼットを設置しています。
子世帯は主寝室は1階に配置し、リビングの広さを確保する間取りになっています。
子供部屋も4.5帖の個室が2つ。室内干しスペースもあり、ロールスクリーンで目隠しが出来るよう配慮されているのが良いですね。
45坪
出典:セキスイハイム
親世帯は南側、子世帯は西側の玄関をそれぞれ設けた完全分離型の間取り。
建物内での行き来は1階中央部のドアだけという完全分離型。近くにいる安心感を持ちつつ互いに気兼ねなく暮らしたいご家族にはピッタリのプランです。
親世帯は中央の玄関を入り右側にLDK、左側に主寝室を配置。
キッチン横にはパントリー収納があり、食料品のストックだけでなくホットプレートや土鍋などもしまえる大型の収納になっています。
また親の寝室と子世帯玄関の間に収納を設けることで、子世帯が深夜に帰宅してもドアの開閉音などで親世帯の睡眠を妨げないよう配慮しています。
子世帯はLDKと主寝室に2つの子供部屋。
洗面・浴室・キッチンがコンパクトにまとまっているので、忙しい奥さまでも効率的に家事をこなせますね。
またリビング横にはカウンターがあり、仕事としてもお子様の学習用としても使用できます。
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二階建ての間取り
40坪
出典:レオパレス
こちらは41坪2階建ての家。ご夫婦+お子様1人の3人家族で暮らしています。
1階は陽当たりの良い南側にスキップフロアのLDKを配置した、遊び心いっぱいの立体的な間取り。
フロア間の段差が大きい分、DKからリビングへの見晴らしも良く段差を収納として活用しているためスッキリとしています。
またリビングの裏側には幅4.5メートルのウォークインクローゼットを提案。しかも制震ダンパーや吹付断熱といった仕様まで標準装備だそう。
1階リビングの先にも洋室があり、引戸でリビングの延長や独立した空間としても使えるようになっています。今はキッズスペースとして利用されているようで、子育て世代にうれしい工夫がたくさんありますね。
2階は洋室が2つ。大きい方の洋室は現在は主寝室として使っていますが、将来子供が増えた時に2つに仕切れるように設計されています。
45坪
出典:今井建設
こちらは45.59坪、4LDKの2階建て住宅間取りプラン。二世帯で暮らす想定になっています。
玄関は1つ、リビングダイニングやキッチンなども1階に設置されているので、完全同居型の想定になっているようですね。
リビングとダイニングは仕切りをつけ、それぞれの空間を個室化できます。また親世帯の和室はリビングとひとつづきにすることも可能。
2階は主寝室に子供部屋が2つと、こちらも広々としています。朝の混雑を避けるため洗面が1階・2階両方にあるのが嬉しいですね。
平屋の間取り
40坪
出典:四季工房
こちらの間取りは39.69坪の平屋間取りプラン。
玄関の横にはインナーテラスなどのおしゃれな空間を設けています。
LDKは18帖と広々としており、8帖の茶の間もダイニングとひとつづきになっています。
その他寝室8帖や座敷8帖と、どの個室も広々として余裕のある間取り。
キッチン横の土間や各所にある縁側、広縁が和の雰囲気をだしていますね。
45坪
出典:ダイワハウス
こちらはダイワハウスで建てられた平屋。
ダイワハウスの特徴である天井高2m72cmの高さがあるため、LDKは20畳超の伸びやかな開放空間。
4枚続きの大開口サッシを開けると、緑豊かな山裾に面して玄関ポーチと一体化した大型テラス。開放感もあり素敵ですね。
リビングの他に和室が2つ、洋室が2つと、間取りをみると少しこじんまりしている印象ですが、写真では広々と開放的なのはやはり天井の高さも影響しているのでしょうか。
また玄関から土間でつながる小上がりの和風の書斎スペースは、まるで「隠れ家」のような落ち着き。
障子越しに柔らかな光が差し込みます。玄関から土間でつながるシューズインクロークは自転車も置けるゆとりの広さです。
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ゆったりとした雰囲気を醸し出す平屋の家。広い土地に建っているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。 ...
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まとめ
いかがだったでしょうか。
一般的に建てる人が多い40坪台の家。どの住宅の間取りにも、住宅ごとにこだわった箇所が見受けられましたね。
ぜひ参考にしていただき、素敵な家づくりを目指してくださいね。