このページでは
- 平屋
- 2階建て
- 3階建て
それぞれの30~35坪あたりの間取りを一挙紹介していきますね。
まずは30~35坪間取りの部屋数や1部屋あたりの広さをはじめ、大体の予算をシミュレーションしてみました。
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【30~35坪】の間取りの特徴、シミュレーション
30坪~35坪の家作りでどの程度のものが出来るかということが、まず初心者の方々には分かりづらい問題です。
何よりもずっと住み続ける家には、それぞれの部屋に対して適当な広さが必要です。
例えば、30坪の家作りを提案していらっしゃる方々は、 LDKの広さは何帖で提案されているのでしょうか。
期待している以上広く取ることができないというケースもあります。逆にもっと広く取れるというケースもあるかもしれません。
まず大事なポイントとして、それぞれの部屋に対してある程度の広さの目安を知ることです。
みなさんが一番最初に考える間取りは、単純に足したり引いたりして上手くいかないことがあります。
間取りは自由気ままにみなさんのプランニングを反映出来るということではなくて、 構造的な条件を検討する必要があり、法的な条件や全体のバランスと言ったものも同時に考えていかなければなりません。
ちょっとしたアイデアでは、廊下をあと1帖減らそうとか代わりにLDKを1帖増やそうとか思うものの、なかなか簡単にいくものでないということを理解しておく必要があります。
30坪の家の部屋数や広さ
◆2階 : 45.46㎡
◆延べ床面積 :101.31㎡(30.64坪)
玄関 | 2.2帖 | 廊下・階段 | 7.2帖 |
水廻り | 6帖 | 収納 | 9.0帖 |
LDK | 15帖 | 和室 | 4.2帖 |
寝室と子供部屋 | 16.5帖 |
というプランニングを作りました。
30坪の家作りでも、 LDKは15帖ほど取ることができます。和室だって4.2帖程度確保でき、足し算すれば19帖ほどにすることができます。
ここで和室は必要ないというのなら、LDKを20帖あたりも確保することができます。
廊下階段の占める割合が少ないプランニングなので、 その分収納の割合を多くすることができています。
2階のそれぞれ部屋の大きさは35坪程度なので、他の家と比較をしてそれほど広いという感じではありません。
ただし子供の部屋も5帖程度のものを作ることができるので、 30坪で十分家族が満足出来る家作りは出来ると考えていいでしょう。
35坪の家の部屋数や広さ
◆2階 :59.27㎡
◆延床面積 :118.32㎡(35.79坪)
玄関 | 3.0帖 | 廊下・階段 | 9.7帖 |
水廻り | 6帖 | 収納 | 11.0帖 |
LDK | 18.0帖 | 和室 | 5.0帖 |
寝室と子供部屋 | 17.5帖 |
このようなプランニングをしてみました。なかなか35坪の家としていい間取りではないでしょうか。
LDKは18帖あり和室も5帖プラスα確保できます。
2階のそれぞれのお部屋に対しては、30坪とそれほど変わらない感じですが、 ウォークインクローゼットと納戸があります。 納戸として使用するのも良し、書斎などとして活用するのもいいでしょう。
35坪の家作りをプランニングする場合は、30坪の時よりは自由性も増し、 それぞれ部屋に対してもう少し広くして収納を少し減らそうなどと言った調整も行うことができます。
思い切ってここからアレンジというのも厳しいかもしれませんが、間取りを作るのに30坪以上面白さも感じるのではないでしょうか。
気になる!【30~35坪】の家を建てるおよその価格は?
実際に30坪~35坪の家作りをする時にどの程度費用がかかってしまうのでしょうか。
まず価格が先にあって、そこからどのような家を建てることができるか考える方がリアルにイメージしやすいでしょう。
LDKにプラスして洋室が3部屋があり、納戸が1部屋という3~4人の家族におすすめの約30坪の新築2階建ての場合、 税込み1,373万円という実例があります。
ただし、税込み1,373万円というのは建物本体だけの価格なので、外構工事費用・諸費用、土地を購入する費用も必要になってきます。
一方で、 延べ床面積が35坪の家作りの場合、2,100~2,800万円という専門家の声があります。
ただしこれは本体価格なので、 総額費用は本体価格が7割、外構工事費用・諸費用あわせて3割と言われています。
外構工事費・諸費用に対しては、プラスα900~1,200万円あたりが必要になってくるでしょう。
平屋住宅の場合は少し割高に
中には30坪~35坪程度で平屋住宅を作ろうと思っている人たちもいるかもしれないですよね。
しかしここでみなさんが考えていかなければならないのは、費用相場は2階建てと比較してどの程度変わってくるかです。
例えば、 平屋の延べ床面積:30坪で建築費用:2,000万円というケースでは、 2,000万円÷30坪で坪単価66万円という数字になります。
もしも、2階建ての場合、 階段とそれに伴うホールスペース分がおおむね5畳程度プラスαとなり、 延べ床面積は35坪あたりを頭に入れる必要があります。
2,000万円÷35坪で約57万円の坪単価となり、平屋住宅を作るよりも2階建てを作ってしまった方がリーズナブル価格であることが分かります。
実際に2階建てと平屋住宅を同じ間取りにすることは難しくて、比較自体が難しいです。
2階建てにある階段とホールスペース、2階にあるトイレも平屋住宅の場合入らない部分ではないでしょうか。 そのような部分に対して6畳分あたりは省くことができます。
ですからアイデアや工夫次第では、平屋住宅も選択肢の一つであるかもしれません。
大事なことは、素人判断ではなく信頼できる建設事務所に相談して、しっかり見積もりをしてもらうことです。
プロフェッショナルのいろいろなアドバイスも受け止めて検討してみましょう。
【30~35坪】平屋の間取り3選!
30~35坪の平屋の間取りを紹介していきます。
20畳のLDKが魅力の北向きの間取り 4LDK
出典:ミサワホーム
この30~35坪北向きの間取りには、北入りプランをしっかり活かしています。
南にはリビングなど3室を設置しとても明るいお家です。20畳のLDKは広縁ともつながって居心地満点です。
南玄関の間取り 4LDK
出典:ミサワホーム
和室とつながっているLDKは、深い軒に囲われていて緑が多い気持ちのいい家です。
東玄関の間取り 3LDK
出典:ミサワホーム
和室を挟んでファミリースペースとプライベートスペースを設置しています。
いつもふれあうことができるあたたかみのある家作りが出来ました。
30~35坪の平屋の間取りは以下の記事にまとめました↓
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平屋の間取りを30坪~35坪で考えよう!住みやすい&おしゃれな間取りの考え方
続きを見る
【30~35坪】2階建ての間取り10選
30~35坪の2階建ての間取りを紹介していきます。
西玄関の間取り 3LDK+N
出典:茨城セキスイハイム
外部へ向かって美しい弧を描くボウウインドウのあるお家です。
ボウウインドウとは出窓のひとつで、同じサイズの窓を3面以上組み合わせ、弓形に張り出させる装飾的な窓です。
4LDK+Nの間取り
出典:デザインハウス豊橋
階数 :2階建
間取り:4LDK+N
延べ床面積116㎡(35.15坪)
のお家は、 1,498万円の価格で実現出来たということです。
3LDKの間取り
出典:たけだ工務店
1階にはお客様用の洋室を設けました。
2階の寝室は天窓があってとても明るい感じです。
2階左側の部屋は仕切ることもでき、2つの部屋として使用することもできます。
5人家族にピッタリな間取り 4LDK
出典:たけだ工務店
多人数の家族にもピッタリの30坪~35坪住宅です。
一階洋室の引き戸を開けっぱなしにして、広々としたリビングとしても使用することができます。
吹き抜けのある間取り 4LDK
出典:五十嵐惣一工務店
30~35坪のお家には居心地のいいスペース空間があり、家族だんらんのお話しもきっと盛り上がることでしょう。
家族が集まるリビングに通じる吹き抜けがあります。
パントリーのある間取り 4LDK
出典:成匠
家の中心にキッチンを配置、そこを軸としたコンパクトな家事動線が出来ました。
勝手口横のパントリーでキッチンもスッキリした感じです。
家事動線のいい間取り 5LDK
出典:i-passo
水まわりが一か所に集まって家事動線を重視した33坪で5LDKのプランニングです。
収納が豊富な間取り 4LDK
出典:i-passo
収納に便利なウォークインクローゼットのある新築30坪 4LDKの一戸建てです。
お家をスッキリ整理したいという方々は、ぜひ参考にしてみてください。
5LDKの間取り
出典:i-passo
使い方もフレキシブルで、豊富な部屋数をいろいろな方法で使用することができます。
リビング階段のある間取り 3LDK
出典:タカシン・ホーム
家族みんなが必ずリビングを通り二階に上がるようにすることで、 いつでも良きコミュニケーションを持てるでしょう。
より家族のことを大切に思いあうプランニングです。
【30~35坪】3階建ての間取り
ルーフバルコニーのある3LDKの間取り
出典:ミサワホーム
限られたスペース空間のなかで、憧れの3階建て住宅を実現しました。
建築面積: 49.47m2 / 1F:49.47m2 / 2F:49.47m2 / 3F:14.90m2
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↑希望の条件で間取り案が欲しい方必見
30~35坪の二世帯の間取りはこちら↓
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【おすすめ】二世帯住宅の間取りを30坪で考えよう!ポイント掴んでオシャレ空間に!
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まとめ
いかがでしょうか。みなさんの頭の中で描くプランニングを、このような記事を参考にしてもっと具体的に固めてみてはいかがでしょうか。
大事なのは、みなさんが所詮素人に過ぎないということを自覚して、いろいろ勉強すること、そして専門家にアドバイスをいろいろ受けることです。