ビルトインガレージとは建物の中にガレージを設置することを言います。
車を出し入れしやすいように建物の1階部分に開口部を作るのが一般的ですけど、ご希望により2階や3階部分に特別な駐車スペースを設けて、そこに車を保管するプランもあります。
おしゃれなビルトインガレージの間取りを5つご紹介します。
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ビルトインガレージのある家がおしゃれ!?メリット&デメリットも紹介!
ビルトインガレージには、おしゃれな空間を演出できたり狭い敷地を有効活用できるというメリットがありますが、家の外にガレージを作るより費用がかかります。
建物が構造的に弱くなることもありますから、ビルトインガレージを作る際には耐震性を考えて土台をしっかり作ることが重要です。
ビルトインガレージのメリット
ビルトインガレージには、雨風を避けられるなどの車を保管する上でさまざまなメリットが期待できます。
【メリット1】おしゃれな空間を演出できる
車自体がオブジェのようなものですから、ガレージ内とカラーを合わせればギャラリーのような雰囲気で愛車を眺められます。ビルトインガレージを工夫することで、おしゃれな空間を演出することができるでしょう。
【メリット2】雨を気にせず車の乗降りができる
ビルトインガレージがあれば、雨や風の日に車を屋外に吹きさらしにしなくてすみます。
雨に濡れるのを気にすることなく家の中から車に乗り降りできるというメリットがあります。
【メリット3】敷地を有効活用できる
家の外に駐車スペースを設ける必要がありませんから、敷地が狭い土地でも有効活用できます。ビルトインガレージなら、駐車場を家の一部として建設することが可能です。
ビルトインガレージのデメリット
車にとってメリットの多いビルトインガレージですけどデメリットもあります。一番大きなデメリットとしては、家の外にガレージを作るよりも建築費用がかかることでしょう。
【デメリット1】お金がかかる
ビルトインガレージを作るには、木造ではなく鉄筋コンクリート構造にするなどして建物をしっかり作らなければいけないためお金がかかります。
1階部分に駐車スペースを作るとなれば、2階や3階部分にキッチンやバスルームを上げる必要が出てきますから、車1台分の部屋を作るのと同じことです。
【デメリット2】車の音がうるさくなる
車の出し入れをする際に、家の中に音が響き車の音でうるさくなるでしょう。早朝や深夜などに車を出し入れする際に、家族を起こしてしまうおそれがあります。
ビルトインガレージに防音設備などを施して音が漏れないように工夫をするにしてもそれなりにお金がかかりそうです。
おしゃれ|ビルトインガレージのある家の間取り!変わった間取りも5選!
ビルトインガレージを家の中のどこに設置するのか、家を建てる人の希望により違いが出てきます。なかには「インテリアのように愛車を目の届くところに置きたい!」と思う方もいらっしゃいます。
ビルトインガレージのある家の間取りについていろいろ考えてみましょう。
キッチンから車が見える間取り
出典:大成住建
車好きな方にとっては、キッチンから料理を作りながらでも愛車を眺めることのできる間取りは理想的です。まるでインテリアの一部のように車が生活の中に溶け込んでいます。
バルコニーのある間取り
出典:KURASU
家の中に大きなスペースを取るビルトインガレージを設置すると狭くなってしまいますが、バルコニーを設けることで開放感が出るでしょう。バルコニーで植木を育てたり、日光浴をしたり、自由な空間として利用できます。
スキップフロア付き間取り
出典:関工務所
1階をビルトインガレージにした場合、リビングやキッチンなどの生活スペースを上階に設置する工夫が必要になります。そんなとき2階に上がる階段をスキップフロアにするとガレージの上部空間を有効活用することができるようです。
狭小住宅の間取り
出典:山栄ホーム
限られた坪数で家を建てなければいけない狭小地でも、ビルトインガレージにすることでスッキリと車が家の中におさまります。愛車をメンテナンスする工具などを置くスペースを一緒に作ることで、いつでも好きな時に車を修理することができるでしょう。
車が2台分ある間取り
出典:ニケンハウジング
壁や柱で空間を区切らずに「愛車を2台並べて駐車させたい!」と希望する方のために考えられた間取りです。壁や柱がない分だけ建物自体を頑丈な作りにしなければいけなくなりますけど、耐震性を重視した工法を選ぶことで希望が叶います。
ビルトインガレージのある家の間取りで失敗しないためのポイント!
車を狙いどおりの場所に駐車するにはテクニックが必要になります。車庫入れは得意でしょうか?
ビルトインガレージをギリギリのサイズで作ると、車庫入れの際にドアが開かなくなったり、車を擦ることがあり得ます。車庫入れに自信がない場合は、車の周囲の空間を広めに取り、ガレージを大きめに作っておいた方が後で苦労がなさそうです。
しかしビルトインガレージを立派に作りすぎると家と同じ扱いになってしまい、固定資産税が上がるようです。固定資産税については自治体ごとに違いがありますから、ビルトインガレージを作る前に役所に相談してみてください。
家の大きさを把握しておく
家の外にガレージがある場合に比べると、壁に囲まれている分だけ圧迫感が出てきてしまうようです。その場合は天井を吹き抜けにして高くしたり、壁をガラス張りにするなどの工夫で広く見せることが可能になるでしょう。
間取りを決める際に設計士や建築家に相談してみましょう。設計のプロに面白いアイデアを出してもらえることがあります。
固定資産税について考える
ビルトインガレージの固定資産税は床の面積が広いほど高額になります。建物全体の面積のうちビルトインガレージの床面積が5分の1までの広さなら、ガレージの部分は家の面積から除外されます。
また屋根付きで3方が壁に囲まれていると建物と同じ扱いになります。固定資産税を安くしたいとお考えの場合は、ビルトインガレージの大きさを考えてみてください。
まとめ
狭い土地でも駐車スペースを考えなくていいことが、ビルトインガレージの大きな特徴です。雨風から愛車を守り、盗難やイタズラなどのトラブルも防ぐことができます。
家の中にガレージがあれば、近所に駐車場を借りる必要がなくなります。駐車場を借りるための費用が浮くというのもビルトインガレージのメリットのひとつです。
ビルトインガレージの建築費用は、敷地内にガレージを作るより高くつくかもしれませんけど、駐車場を別に借りることを考えればお得になる可能性があります。なにより雨の日に傘をさして駐車場まで歩いたり、重い荷物を持って家の中に運びこまなければならない手間が省けます。
ビルトインガレージを設けることで、より充実した暮らしが送れるようになるでしょう。