パナホームとは、その名前からも分かる通りパナソニックグループのハウスメーカーです。
創業時は「ナショナル住宅建材」という名前で63年に旧松下電工から独立。創業者の松下幸之助が家電事業などを軌道に乗せた後で「たったひとつだけ自分自身がやってみたいという事業がある」といって始めたのが住宅事業だったようです。
2002年には社名をパナホームに変更し、現在は「パナソニックホームズ」と社名を変えています。
パナホームの家づくりの特徴としては
・間取りの自由度が低いイメージの鉄骨住宅でありながら15cmきざみの業界最小設計も可能
・パナホームの家のほとんどで外壁材として使用されている光触媒タイル「キラテック」
この「キラテック」はTOTOの協力をもらっており、見事差別化の代名詞となっています。
また、標準仕様として壁に珪藻土を使用しており、住まい全体をすっぽり包み込む「家まるごと断熱」を謳っており、天井や外壁、基礎まで断熱材を用いて、夏は涼しく、冬は暖かくなるようにしています。練りこんだ石膏ボードを使用しており、高い調湿効果が期待できそうです。
間取りの特徴としては
・パナホームの平屋はどこの部屋からでも自然と触れ合うことのできる
魅力があります。
パナホームの間取りをイッキ見!気になるプランを探そう!
パナソニックグループは、太陽光発電システムではトップの性能を誇る三洋電機などを完全に子会社化し、商品の幅を拡げています。
「自社商品だけで家が一軒出来てしまう」と言われるパナソニックグループなので、やはり仕様や設備は基本的にパナソニックになるようです。
では、実際にパナホームで家を建てた場合の間取りなどはどうなっているのでしょうか。
平屋/子供と一緒に過ごす、オープンな間取りの平屋の家
こちらは述床面積29.93坪のオープンな間取りの平屋。ご夫婦と娘さん2人の4人家族で暮らしています。
インテリアは、ウォルナットを基調とした落ち着いた雰囲気。玄関ホールの自然な風合いのタイル壁やリビングのブルーのクロスがシックなアクセントになっています。
子ども達の様子がよく分かるようにと、玄関ホールからLDKまでオープンにつながる間取りになっており、ガラス製の引き戸で開放感はそのままに空間を仕切ることもできます。
玄関ホールに隣接する畳コーナーは、お子さまの遊び場や家事コーナー、お客さまの寝室など多目的に使えるスペース。キッチンとダイニングも横並びにしているので配膳などが楽になるだけでなく空間にもゆとりが生まれ開放的になっています。
また、キッチンの向かいにはカウンターを造り付け、お子様が小学校にあがったらこのコーナーでお勉強ができるようになっており、家族のコミュニケーションを弾ませる工夫がみられますね。
また、ゆとりある主寝室と将来2室に仕切ることができる子供部屋に加え、ご主人のご希望でロフトも実現。家族がどの場所でもコミュニケーションを取りやすい間取りですね。
30坪/趣味や集いを楽しむ、和の感性を生かした心やすらぐ平屋。
こちらは述床面積31.29坪の和モダンな平屋。お子さまが独立されたのを機に、ご夫妻でゆったりと快適に暮らせる平屋のお住まいを計画されたそう。「和風の庭づくりを楽しみたい」というご主人のこだわりで、モダンな和の感性が宿るお住まいを実現されました。
和風旅館のようなの玄関ホールから続くのは、琉球畳や格子の引き戸、組子細工を用いた和室。味わいある和の風情を醸し出しています。また、ご主人が丹精しておられる庭を眺められるようにと、ダイニング、リビングから和室にかけて縁側を配置しています。
開放的なLDKは、チェリー材のフロアやのびやかな勾配天井でくつろぎ感いっぱいに。広々としたアイランドキッチンは収納も抜群で作業しやすいよう考慮されています。
お2人の趣味もそれぞれ自由に愉しめる、くつろぎの心やすらぐ平屋ですね。
40坪/お友達家族とワイワイ楽しめる伸びやかな住まい。
こちらは述床面積39.96坪、ご夫婦と息子さん2人の計4人で暮らす2階建てのお宅。片流れ屋根のシンプルなフォルムに、淡い色のタイル壁がよく似合うスッキリとした外観。
玄関はベビーカーでそのまま入れるほどゆとりのある広さで、しかも玄関収納が広くて扉を閉めると隠せるところが魅力的ですね。
リビングはダウンフロアになっており、段差をつけることで仕切りはないのに空間を上手く仕切っています。リビングを見渡せるアイランドキッチンとダイニングをひとつづきにしていることで空間にゆとりがうまれるだけでなく料理の配膳や片付けも楽ちんです。
2階は主寝室とお子様の部屋を2つ。各部屋にもそれぞれ机を置いていますが、リビングでも勉強できるようキッチンの近くにスタディコーナーも用意しています。
家族がいつでも互いの存在を感じられる間取りですね。
50坪/芝生の庭につながる明るく開放的な2階建て。
こちらは述床面積51.72坪の2階建て。ご夫婦とお子様2人の4人でお住まいです。落ち着いた山吹色のキラテックタイルの外観に庭の緑がよく映えています。
インテリアはオークの木質フロアにウォルナットの建具を合わせ、ナチュラルなイメージを大切にされました。お子さま達が走り回れるようにと計画した庭には、モミジやシマトネリコ、アオダモなどの樹木を植えて。生け垣や花壇の草花の成長も暮らしの楽しみを広げます。
お子さまがのびのび遊べ、健やかに成長できる住まいを考慮した作られた間取りになっており、南向きのLDKは開放的な大空間。大きな開口からウッドデッキや広い庭へとつながります。
また、キッチンからリビングや庭が全て見渡せるようになっているため奥様も安心して家事ができるそう。対面キッチンにはカウンターテーブルを一体化させてスッキリとした印象に。キッチン上部は建具のウォルナットと色を合わせることで広々としながらも空間にメリハリがついています。
2階はご家族のプライベートなスペースに。ご夫妻の主寝室、子供部屋には収納スペースもしっかりついており広々としています。
また、廊下奥の本棚を置いたスペースはご家族共有のファミリーライブラリーに。
日当たりのいい2階の廊下には室内物干し用のバーを設置し、天気の悪い日はもちろん、花粉の時期などにも重宝されています。
3階建て/適度な距離感が心地いい完全分離の二世帯住宅。
こちらは述床面積99.01坪の3階建て。ご夫婦と次男夫婦でお住まいの完全分離型の二世帯住宅です。チェリーホワイトと消炭の2色のキラテックタイルを張り分けたスタイリッシュな外観になっています。
1階は共用のビルトインガレージの他、ゲストルームとして使える和室とセカンドリビングを計画。将来、親世帯のご夫妻が高齢になった時は生活の場を1階に移すことを想定され、ミニキッチンも設けられました。現在は親世帯の生活スペースは2階に。親世帯のLDKは白を基調としたナチュラルな雰囲気のインテリアになっています。
リビングの近くには小上がりの畳みコーナーを設け、開放的な空間にメリハリをつけています。
3階の子世帯スペースは黒を基調としたスタイリッシュな印象。オープンキッチンで友人などを呼んだパーティの際も広々と使えそうです。
また、災害のことも考え、地震などの災害に備え太陽光発電と併せて蓄電池を採用。停電が続いても、普段通りの生活ができるのは安心ですね。
パナホームで間取りをシミレーション!?事前にプランを相談できる!
パナホームのサイトには、間取りシミュレーションの行えるコーナーが設けられています。これからマイホームを建てたい方やどのハウスメーカーにするか迷っている方も、このシュミレーションでイメージを具体化できるというのは嬉しいですね。
申込み方法は、上記のサイトに飛び、家族構成から住宅タイプ、土地や予算など必要事項をクリックして送信するだけ。
玄関、トイレその他の室内の間取りを配置して行けるようになっていて、浴室内部やトイレ内部の設備機器を設置し、出入り口のドア等の配置、家電製品や家具備品の配置、床やドア、サッシの色の設定などが行えます。
3D表示に切り替えると3次元の状態で見ることが出来、間取りシミュレーションの結果は保存をすることができ、家の回りのエクステリアについてもこれが行えます。
ホームページで簡単できるので、パナホームで家を建てるならばぜひ活用してみたいですね。
パナホームの人気シリーズビューノとは?
パナホームが提案する都会の注文住宅「ビューノ」。
・フランス語”Vie”の「人生」
・英語”View”の「眺め」
・イタリア語”Uno”の「一番」
を併せ持つ言葉を語源としているそうです。
こちらは、同じ敷地でもできるだけ上に伸ばすことで、広く快適にくらしながら収入も得られる。そんな都会ならではの住まいを多層階住宅として提案している商品です。
土地が狭いからとあきらめていた二世帯同居も3~4階建にすればらくらく実現。二世帯住宅は相続税対策としても有効です。
ほかにも
・賃貸住宅を組み込んで、家賃収入で建築費のローン返済が軽減できる
・1階に店舗を設けることで暮らしとお店を両立できる
・東京都内の対象エリアなら古い家を建て替えると助成が受けられる
といったことも可能なので、うれしいですね。
それではこのビューノで実際にマイホームを手に入れた方の実例もご紹介します。
将来の同居に備えた3階建
こちらは述床面積57.25坪の3階建て。ご夫婦2人で暮らしています。高齢のご両親や独立されたお子さまとの同居を見据え、築30年以上の2階建の家を今も将来も快適にくらせる3階建に建て替えられました。
外観は2色のキラテックタイルを貼り分けており、都会的でスタイリッシュな印象になっています。2・3階が1階より張り出しているのを活かし、その部分をカーポートやバルコニーにするなど空間を上手に利用されています。フラットの屋根には5.46kWの太陽光発電を搭載。売電金額で月々の光熱費をカバーされているそう。
1階はゲストスペース、2階は将来の同居に備えてLDKと和室、水まわりをプランニング。現在は3階のLDKと寝室がご夫妻の生活の中心です。
広々とした玄関の正面の壁は石のタイルで仕上げ、お気に入りの絵を飾るコーナーに。高齢のご両親やご自身が介護の経験があったのを踏まえ、ホームエレベーターを設置しています。
LDKとつながるバルコニーは、ご主人が趣味の園芸を楽しむスペース。空に抜ける大きな開口が心地よさを高めます。
まとめ
パナホームが提唱している「価値が続く家」。
それは住んでからお金がかかりにくいという点です。そのため外壁性能にもこだわり、外部からの延焼を防ぐ「防耐火外壁」や太陽光や雨によってセルフクリーニング効果のある「光触媒タイル」によって耐久性や防汚性を高めています。
また、パナソニック製のビルトイン家電や調理器具などコンセプトを統一したい人にはまとまりの良い住宅を作れるので、ライフスタイルをトータルな暮らしを提案してくれることに長けているハウスメーカーです。
特に都会でマイホームを建てたいという方には多層階住宅「ビューノ」もとても魅力的。
是非パナホームの注文住宅、ご検討してみてください。