最近は共働き世帯が多くなり、子供の世話を考慮して親世帯の近所で生活をしようと考える人も多いのではないでしょうか。
また親の年齢を考えてそろそろ一緒に暮らそうかと考える人もいると思います。
そうして二世帯住宅を検討し始めた時、広さや費用の目安はどのくらいかと考えると思います。
今回は、50坪の二世帯住宅について見ていきましょう。
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そもそも、二世帯住宅で50坪って狭くない?大丈夫?
家族4人の戸建住宅では、25~30坪程度が快適な生活を送ることができる十分な広さと言えるでしょう。
二世帯住宅になった場合、単純にこれを2倍した広さを目安とすれば良いかというと、そうでもありません。二世帯住宅は50坪でも十分な広さです。その理由を見ていきましょう。
まず親世帯と子世帯の人数が異なります。二世帯住宅では、親世帯は2人程度であるのに対して、子世帯は3~4人であることが多いでしょう。
このように、親世帯の人数の方が少ないため、その分親世帯の必要面積は少なくて済みます。
次に、完全分離とするのか一部共有とするかによっても大きく異なります。完全分離にした場合、キッチンやお風呂、トイレといった住設機器を2つずつ設けることになりますが、それらを共有とすればその分の面積を縮小できます。
各世帯の人数や共有部分の割合によって異なりますが、50坪は二世帯住宅を建てるには十分な広さと言えます。
二世帯住宅の50坪にかかるおよその費用・価格は?
50坪の二世帯住宅を建てる場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。
どんな二世帯住宅を建てる?
まず、新築を建てるか中古住宅を二世帯住宅にリフォームするかで金額は大きく変わります。
各世帯にキッチン・お風呂・洗面を設置する場合、新築であれば計画段階で躯体内の配管経路などをよく検討してから着工するため、ほぼ計画通りに進めることができるでしょう。
しかし中古住宅になると、天井内の梁組は解体をしてみないと分かりません。そのため、計画通りの間取りにリフォームをすることができない場合があります。
そうした点にも注意しながら、新築かリフォームを選択しましょう。
設備のグレードは?
また設置する設備機器のグレードによっても大きな価格差が生じます。
例えば、一般的なシステムキッチンとハイグレードなシステムキッチンでは、100万円以上の価格差があります。
キッチン・お風呂・洗面を共有にするかどうかによっても、機器台数が変化するため価格に影響があります。
どれくらいで建てられる?
以上のことを考慮して、50坪の新築二世帯住宅で各世帯にキッチン・お風呂・洗面といった住設機器を設置した場合、一般的なグレードであれば4000万円程度で素敵な二世帯住宅を建てることが可能でしょう。
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二世帯住宅|人気でおしゃれな50坪の間取り10選!
二世帯住宅50坪|ゆとりのある間取り
出典:間取りデータバンク
広い敷地を贅沢に利用した平屋の二世帯住宅です。
各世帯ともLDKは南側へ設置し、デッキを設けています。
二世帯住宅50坪|バリアフリーのある間取り
出典:ヘーベルハウス
異なる姓を掲げるため、それぞれ別個のアプローチと玄関を設けています。
1階はバリアフリー設計となっており、アプローチには段差を解消するための昇降機を設置しています。
二世帯住宅50坪|中庭つきの間取り
出典:ヘーベルハウス
中庭を設けることで親世帯にも子世帯にも光を取り入れることが可能になり、中庭を介して家族の気配を感じながら生活をすることができます。屋上は子供の遊び場としても利用可能です。
二世帯住宅50坪|プライバシーの配慮された間取り
出典:セキスイハイム
1階に親世帯、2階に子世帯という上下階で居住空間を分けた一般的な二世帯住宅の構成です。
各世帯の生活スタイルの違いから生まれる時間のズレに配慮し、1階と2階で居室と水廻り空間が重ならないよう配慮されています。
二世帯住宅50坪|吹き抜けアリの間取り
出典:ヘーベルハウス
吹き抜けを作ることで1階まで明るく開放感のある二世帯住宅です。
水廻りを共有としており、3階に設置されたお風呂へはエレベーターを利用して簡単に移動することが可能です。
二世帯住宅50坪|とってもシンプルな間取り
出典:今井建設
和室が必要ではないというご家庭の為にすべて洋室にした二世帯住宅です。
2階の子世帯には小屋裏収納を設け、十分な収納スペースを確保しています。
二世帯住宅50坪|こだわりのある間取り
出典:今井建設
親世帯と子世帯それぞれに玄関を設け、それぞれの生活に配慮しています。
1階の主寝室には、部屋を出ることなく利用できるトイレを設け、将来の介護を想定した間取りになっています。
二世帯住宅50坪|1部共有の間取り
出典:ヘーベルハウス
玄関と浴室、洗面を共有とすることで、スペースの削減した分LDKや居室に十分なスペースを取っています。
さらに2階と3階には十分な広さの収納スペースを設け、いつも室内をスッキリと見せることができます。
二世帯住宅50坪|上下分離の間取り
出典:納得スタイルホーム
1階に親世帯、2階に子世帯で玄関のみ共有となっている二世帯住宅です。
二世帯で利用するため奥行きのある玄関となっており、手前と奥でゾーン分けをすることができます。
2階には大きなバルコニーを設け、何かと多くなる子世帯の洗濯物も十分に干すことができます。
キッチンなどの住設機器が各階に設置されているため、生活リズムの異なる親世帯と子世帯が快適に生活することができます。
完全分離がやっぱり快適!おすすめな理由と人気の間取り3選!
完全分離がどうしておすすめ?メリットはある?
親世帯と子世帯では、生活リズムが異なるため時間帯にズレが生じます。
親世帯の就寝後、音を気にしながら子世帯の一人がお風呂に入ったり、朝は就寝中の子世帯に気遣いながら静かに過ごしたりしていると、だんだんと互いに窮屈な生活になるかもしれません。
そう考えると、親世帯と子世帯それぞれに住設機器が揃っていて玄関も異なる完全分離型の方が、互いに気疲れすることもなく過ごすことができるでしょう。
書斎・収納を各世帯に設けた完全二世帯住宅
出典:アルネットホーム
親世帯にも子世帯にも書斎と収納をしっかりと設けたプランです。
上下階の「音」に配慮し、水廻りは同じエリアに配置されています。
ゆとりのあるエントランスと収納のある完全二世帯住宅
出典:シアーズホーム
それぞれの玄関の間に大きな収納スペースを共有している二世帯住宅です。
この収納スペース以外は完全分離型となっており、それぞれの世帯が快適な暮らしができるようになっています。
各スペースの間口に余裕をもって設計されているので、ゆとりのある空間ができるでしょう。
大きなエントランスでつながる二世帯住宅
出典:DAISHU
各世帯の住居を大きなエントランスがつなぐ二世帯住宅です。
一軒家が隣り合わせになっているような間取りのため、上下階の音を気にすることなく生活できます。
二世帯住宅の中でも、互いの干渉度が低い間取りと言えるでしょう。
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まとめ
いかがでしたか。
二世帯住宅と言っても、共有スペースの範囲によって間取りは様々です。
各世帯の生活スタイルをよく確認して、共有スペースの範囲を検討しましょう。