国土交通省が発表した「居住面積水準」によると、4人家族が戸建て住宅に暮らした場合の平均的な広さは125㎡(およそ38坪)、マンションの場合は95㎡(およそ29坪)となっているそうです。
実際はもっと坪数の小さい家を建築している人も多くいます。
そんな中、今回は贅沢な60坪の広々とした家についてご紹介します。
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大きい家!60坪住宅の特徴やメリットは?
1人が使えるスペースが広い
広い家に暮らす最大のメリットは、何と言っても1人が自由に使えるスペースを広げられることです。
狭い家だと物理的にスペースの余裕がないので、どう頑張っても自由に使えるスペースを確保することができません。個室を作ってもベットまでは置けない狭さだったりすることもよくあります。
間取りの自由度が高い
家の面積が広いということは、間取りの自由度が高くなるということになります。
家を建てる際、こんなキッチンにしたい、ランドリースペースを広くとりたいなど理想はたくさん出てきますよね。
そんな時に家の面積が広ければ広いほど、部屋数を多く取って書斎や趣味の部屋、家事室などを作ったり、大容量の収納を設けたりすることも可能なのです。
資金面の負担も大きい
家の面積が広いということは、その分建築の資材なども他の家より多くかかります。
それだけでなく、家を建てると必ずかかる固定資産税やメンテナンス費用も負担は大きくなることは頭に入れておかなければいけませんね。
60坪の家を建てるおよその価格予算は?
さて60坪の家の気になる価格予算ですが、これは大手ハウスメーカーに依頼するか地元の工務店などに頼むかによって価格が変わってきます。
地元工務店 2,400万円~3,000万円
が相場のようです。
【快適空間】60坪の間取りプランをご紹介!
それでは気になる60坪の間取りプランをご紹介します。平屋建てだけでなく、二世帯や2~3階建てのプランもありますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
二世帯住宅の間取り
出典:ミサワホーム
こちらは61坪3階建ての完全分離型二世帯住宅の間取り。
1階の親世帯は9.5帖のリビングダイニングに6帖の和室と8帖の寝室。水周りも一箇所にまとまっており、家事動線も最短になるよう考えられています。
子供世帯の暮らす2階はリビングダイニングと和室は1階とほぼ同じ間取り。3階に寝室と子供部屋などプライベート空間をまとめた分、キッチン裏にはパントリーとちょっとした家事も出来そうな空間を設けています。
玄関も別々にした完全分離型の二世帯住宅のため、プライバシーもしっかり守られ、いずれは賃貸としての活用も出来そうです。
平屋の間取り
出典:ダイワハウス
延床面積67坪の平屋建てで駐車スペースも2台分確保。南向きの明るい玄関から入ると広々としたリビングダイニング。
リビングの一部は床を一段下げて空間を上手に仕切っています。大勢の来客の際も段差を椅子代わりに出来て便利ですね。リビングからは深い軒下のデッキがあり、庭を眺めながらバーベキューも楽しめそうです。
主寝室の他に個室も用意されており、来客用や趣味の部屋など様々な用途で楽しめそう。
二階建ての間取り
出典:へーベルハウス
こちらは夫婦と子供3人+愛犬で住む2階建て住宅。屋上でBBQ、和室でお茶会など家族一緒の時間を大切にした家となっています。
地震や火災に強い独自の鉄骨構造、空間やインテリアの自由度に加え、アウトドアを満喫できる屋上利用が決め手となったそう。
1階には広々としたLDKと奥様の趣味だという茶道を楽しむ和室と水屋も設置。2階はお子様3人それぞれの個室と9.8帖の夫婦の主寝室。
各部屋の収納だけでなく、ウォークインクローゼットもしっかり完備しています。4.2帖の洋室はご主人の書斎などにも活用できそうです。屋上は12帖の小屋裏収納でモノがあふれないすっきりとした暮らしを実現。
まさにこの広さだから実現できる収納力バツグンのお宅ですね。
東玄関の間取り
出典:ミサワホーム
61坪2階建ての住宅。東向きの玄関を抜けると、右側には和室と11帖もの多目的室。リビングダイニングはタタミコーナーと一体化しており広々した23帖。
どの部屋からでも最短になるようトイレや浴室・洗面は家の真ん中に集約されています。
2階は9帖の主寝室のほかに6帖と7帖の子供部屋。
他にも7帖もの大容量な納戸と書斎までついており、家族のプライバシーもしっかり守られますね。
南玄関の間取り
出典:ダイワハウス
こちらはダイワハウスの和モダンな2階建てのモデルプラン。
ガレージから続く障子や格子に囲まれた和の小道を抜けると南側の明るい玄関。
リビングダイニングというより「食事室」というのがしっくりくる個室は庭の景色も眺められるようになっており、まるで庭が部屋の一部のように感じられます。
キッチン横には家事室も完備。2階は主寝室と大容量のウォークインクローゼット。その他個室を2部屋用意してあり、子供部屋としても使えます。
快適に暮らせる間取り
出典:セルコホーム
こちらは煉瓦の壁が目を引く58坪の平屋住宅。カナダの良質な無垢材を使用し、地震にも強い2×6工法の壁に煉瓦を一枚一枚貼って仕上げたこだわりの家です。
まるで魔法瓶のように家の中の温度を一定に保ち、ドアや仕切りがなくても蓄熱暖房一台で冬でも家じゅう暖かなんだとか。
家具も外観のイメージそのままに外国の家のような雰囲気で、オープンな間取りは家族皆の気配が感じられるお宅ですね。
シンプルな間取り
出典:へーベルハウス
こちらは夫婦とお子様3人で暮らす4階建てのお宅。
1階は車2台を並列駐車できるガレージと書斎。2階はガレージ上部の床を下げ、伸びやかなダウンフロアリビングに。キッチン奥にはユーティリティや室内物干し場を設け、便利な家事動線も確保。3階個室フロアの上には屋上と太陽光発電を併設するなど、4層の空間をフル活用しています。
それぞれの階ワンフロアを使って、この階はリビング、この階はプライベートルームと用途を分けシンプルな設計にしていますね。
西海岸のリゾートをイメージしたくつろぎのスタイルやブルックリンのカフェのようなダイニングは今どきの雰囲気で素敵です。
まとめ
いかがだったでしょうか。60坪という広々とした間取りは、1つ1つの部屋に余裕がありゆったりとした気持ちで暮らせそうですね。
平屋だと土地の関係で60坪はなかなか難しそうですが、2階・3階建てであれば土地が多少狭くても実現出来そうです。
ぜひ上記の間取りを参考にして素敵な家づくりを目指してくださいね。